ようこそ! ケチュア語の世界へ


 インカ帝国の公用語であったケチュア語を勉強してみませんか?

 「インカ帝国」なんて書くとすごく昔の話で、もはや忘れ去られた言語のように感じられますが、そんなことはありません。現在も南アメリカのアンデス地方(エクアドルからボリビアにかけて)に、約800万の人々がケチュア語を話しています。

 ケチュア語は、インディオの言語ですから、ヨーロッパ系(インド・ヨーロッパ語族)の言語とは異なっています。もちろん日本語ともまったく違います。しかし、日本語を母国語とする私たちにとっては、フランス語やドイツ語を勉強するよりは、ケチュア語のほうがやさしいはずです。なぜなら、語順は大雑把に言って「主語-目的語-述語」の順ですし、日本語の助詞に相当する語を用いて文を組み立てます。

 簡単な例を挙げてみましょう。
wawa子供
wawan彼の子供
wawankuna彼の子供たち
wawankunata彼の子供たち
Carlos wawankunata munakun. カルロス(Carlos)は彼の子供たちを愛している

 日本語に似ていると思いませんか? 「wawa(子供)」という名詞の後ろがいろいろ修飾されて、目的語の大きなかたまりができていくところなんて、まるで日本語です。

 さあ、めくるめくケチュア語の世界へ足を踏み入れましょう。

 なおはじめに断っておきますが、中学校で習う程度の英語は知っているものとして話を進めます。スペイン語の知識はまったく必要ありません。



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笠原 和起 (Takaoki Kashaara, Ph.D.)
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