| 覚えなきゃしょうがない |
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ケチュア語の動詞(不定形=何も変化していない形)は、必ず「y」で終わります。この「y」が人称によっていろいろと変化します。ここでは「takiy(タキイ)」(歌う)という動詞を変化させます。うれしいことに、スペイン語などと違って、すべての動詞が規則的に変化します(例外はありません)。
| Noqa taki-ni. | (ノカ タキニ) | 私は歌う。 | 【一人称単数】 | |
| Qan taki-nki. | (カン タキンキ) | あなたは歌う。 | 【二人称単数】 | |
| Pay taki-n. | (パイ タキン) | 彼(彼女)は歌う。 | 【三人称単数】 | |
| Noqacheq taki-ncheq. | (ノカチェク タキンチェク) | 私たち(in)は歌う。 | 【一人称複数包括形】 | |
| Noqayku taki-yku. | (ノカイク タキイク) | 私たち(ex)は歌う。 | 【一人称除外形】 | |
| Qankuna taki-nkicheq. | (カンクナ タキンキチェク) | あなたたちは歌う。 | 【二人称複数】 | |
| Paykuna taki-nku. | (パイクナ タキンク) | 彼らは歌う。 | 【三人称複数】 |
すべての人称に関して、動詞の活用(人称変化)が違うことに気がつきます。ということは、わざわざ人称代名詞(noqaやqankunaなど)を言わなくても、動詞の変化だけで主語がわかります。したがって、通常、ケチュア語では主語(人称代名詞)を言うことはありません。つまり、上の例は通常では少し不自然ということです(もちろん、間違ってはいない)。
ただし、主語(人称代名詞)を強調の意味で明示することはあります。
| 現在形の守備範囲 |
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日本語しか知らないと「現在形」といってもピンとこないでしょうが、英語やその他の言語をちょっとでも学んだことのある人は、現在形とは何であるかご存じでしょう。
しかし、「現在形」が表現できる時間的範囲は、言語によってさまざまです。例えば日本語の場合・・・
さて、ケチュア語の現在形は、日本語とは反対に、現在だけでなく近い過去を表現することができます。賢明なあなたならわかるでしょう。現在と近い過去を表現できるということは、英語でいう現在完了も表現できるということです。