レッスン6: 接 辞
このレッスンでは、接辞とケチュア語の関係を説明します。
- あなたの お名前は 何ですか?
- She plays tennis.
- I talked with my friends.
上で赤く表示した部分は、文法的に意味はあっても(意味がなかったらわざわざ「か」や「ed」をつけない)、単独で用いることはない。こういうものを接辞という(言語学的・国語学的にはもっと厳密な定義があるんだろうけれど)。
それでは、接辞にはどんな種類があるのか。上の例からだけでも、
- 日本語の場合、助詞や助動詞
(ただし、英語だと、ひとつの単語になってしまう。例:「with my friends」)
- 複数形
- 人称変化 (英語の三人称単数現在形「s」)
- 時制 (および"法" ---スペイン語をご存じの方は知っているでしょう)
- 丁寧さを加える「お」をはじめとする隠し味のようなもの
が考えられます。
日本語では、主語には「が」・「は」を付け、目的語には「を」・「に」を付け、という感じで、接辞をよく用います。英語では、多くの場合、動詞の時制変化に接辞が見られます。
ケチュア語の場合は、動詞の時制変化にも、日本語の助詞・助動詞の役割にも、接辞が用いられます。多くの場合、主語の人称も接辞で区別します。もちろん、前のレッスンで説明したように、複数形も接辞で表現します。つまり、接辞なしにケチュア語は語れません。
ケチュア語講座のトップページに示した「カルロス(Carlos)は彼の子供たちを愛している」という文に登場する接辞を挙げてみましょう。
- Carlos wawankunata munakun.
(wawa)n:三人称単数の所有格
kuna:複数形
ta:直接目的語を示す
(munaku)n:三人称単数現在形
ケチュア語にとって重要な接辞を見やすくするために、この講座では接辞をハイフン「-」で区切って表示します。
- Carlos wawa-n-kuna-ta munaku-n.