はじめに

地球の自転周期の適応できるように、生物は進化の過程で約1日周期の生体リズム(サーカディアンリズム;Circadian rhythm)を獲得してきた。このリズムを生み出す生物時計(概日時計;Circadian clock)が体内に存在し、様々な活動や代謝の日内変動をコントロールしている。この時計は、単細胞生物からヒトに到るまで存在している。

この概日時計の発振機構はまだほとんどわかっていないが、生体内の何らかの化学反応の組み合わせでできているはずである。ということは、ぴったり24時間周期に発振できるはずがない。実際、ヒトの場合、その周期は約25時間である。しかし地球上で生きていく限り24時間に合わせる必要がある。

そのため、どの概日時計も外界の光(明暗周期)に同調するシステムを持っている。私たちが毎朝、光を浴びることによって、少し遅れかけた概日時計の時刻がシフトし、しっかりと目覚めるのもそのためである。


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【参考】

学位論文 (2000年12月申請)
Dual Phototransduction Pathways in the Chicken Pineal Cell [全文] (ほとんど英語) <約1.5MBのPDFファイル>
ニワトリ松果体細胞における光情報伝達経路の解析 [要旨] (日本語) <約130KBのPDFファイル>